おまとめローンというのはどんなもの?


人は誰でも借金があるものです。中には、「私は借金は嫌いだから…」という人もいることでしょう。

しかし、クレジットカードを持っているのではないでしょうか。クレジットカードも考えてみると借金のようなものです。後払いシステムですし、クレジットカードのキャッシング機能は紛れもなく借金と考えていいでしょう。ですから、少なからず人はお金の貸し借りの中で生きていると言えます。

借金は絶対にしたくないという人でも、家を購入するときは住宅ローンに頼らざるを得ないのではないでしょうか。借金をしたくないからという理由で、一生を賃貸暮らしにしようという人は少ないことでしょう。ですから、誰でも少なからずの借金はしているものと考えていいでしょう。

肝心なのはその借金の内容です。クレジットカードのように光熱費を立て替えてもらって、後払いで指定日に引き落としをしてもらうという借金とも言えないのですが、これも敢えて言うなら借金の一つと考えていいです。先述したようにクレジットカードを持っているということが、すでに借金あるいは借金予備軍と考えていいでしょう。

借金の内容というと、クレジットカード自体を利用しても借金という意識がないものかもしれません。しかし、支払い方法をリボ払いあるいは分割払いにしてしまうと、買い物がそのまま借金ということになります。また、キャッシングも然りということですね。これが、一括払いでしたら金利もかかりませんから、借金という意識は薄くなると思います。

ですが、分割払いやリボ払いにしてしまうと、消費者金融会社のカードローン顔負けのような金利となってしまうのです。分割回数も少なければ、それほど大きな金額にはならないかもしれませんが、それでも年利10%以上の利息を支払っているということを忘れてはいけません。

そして、借金が嫌いな人がいるかと思うと、どう考えても借金するのが好きな人(そう見える人)もいるのです。たとえば、クレジットカードがそうなのですが、クレジットカードは利用可能限度額というのが設定されています。多くは50万円くらいでしょうか。多くの場合ショッピング可能額ですが、合わせてキャッシングもできるようになっています。ショッピング可能額よりも少なく設定されているか、クレジットカードによってはショッピング枠と同額となっているケースもあるようです。そして、この利用可能限度額というのがくせ者なのです。

というのも、借金癖のある人は利用可能額というのを、そこまでは利用できるんだと自分に都合の良いように解釈してしまうのです。そうなると、常にショッピングあるいはキャッシングの利用金額が、利用可能限度額にまで達していることでしょう。

支払いもリボ払いにしていると、月々の返済額が均一になるので自分がいまどれだけ借金をしているのか、これからいつまで支払いが続くのかがわからなくなるのです。常にチェックするのは利用可能限度額です。毎月少しずつは支払いをしていますから、それによって利用可能限度額がわずかながら増えます。そうなると、その増えた額をまたまたショッピングかあるいはキャッシングで使ってしまうのです。

金利や利息を考えて、しかも支払い方法がリボ払いですから、一番損をするパターンといえます。そしてその人にとってはとりあえず、毎月同じ額だけを支払っていたら、クレジットカードが使えるということで、使っては支払い使っては支払いを繰り返しているのです。このパターンだと、毎月クレジットカードで利用できるお金はわずかになってしまっているはずです。

そして、次のクレジットカードを利用することになります。最初は利用可能限度額が最大まで使えるようになっていますから、また湯水のように使ってしまって、瞬く間に利用可能額がわずかになってしまうことでしょう。それを持っているクレジットカード全てで行ってしまうと、その人は立派な多重債務者ということになるのです。

いつのまにか、お金を使うよりも多い支払いを月々しているようになってしまいますから、お金に窮することになります。それまではお金に困ったらクレジットカードのキャッシングをしてきたのですが、手持ちのクレジットカードも全て限度額まで使い込んでしまっていたら、どうしようもありません。毎月の返済でわずかに使えるようになった利用可能額から、キャッシングするなどして急場をしのぐようになります。あげくには、支払いをキャッシングでまかなうようになったらいよいよ終焉となるかもしれないのです。

多重債務となったら、救済措置として銀行や消費者金融会社では、おまとめローンという金融商品を用意しています。これは、おまとめローンを融資してもらうことで、多重債務を一括で返済して、返済はおまとめローン一本とするものです。

債務事に、支払い日や支払い口座が違うことがストレスに感じている人もいるでしょう。また、精神的なストレスは相当なものだと思います。中には、返済するために借金を繰り返すといった人も少なくないのです。おまとめローンは、そのような人のまさに救世主的な存在と言えるのです。

おまとめローンのメリットをもっと詳しく


クレジットカードで多重債務になる人は珍しくありません。そこから始まって、銀行や消費者金融会社のカードローンを利用する人も少なくないのです。

多重債務となると返済が厳しくなるのは目に見えています。そうなるまで借金癖のある人はわからないのかもしれません。クレジットカードは消費者金融会社のカードローンかそれ以上に金利が高く設定されています。ですから、クレジットカードは基本的には分割やリボ払いにせずに一括で支払うのが基本なのです。

ショッピングの場合、一括で支払うと金利は一切かかりません。キャッシングでは利息が発生しますが、金利が高いと行っても一回払いでしたら、それほどたいしたことはないでしょう。

おまとめローンは多重債務に陥った人の最後の砦というか救済策です。返済日のことなる借金をおまとめローンにすること一つの返済日にすることができます。月々の支払いも一本化します。そして、何よりも大きいのは支払総額が軽減されることです。場合によっては支払総額が高くなる場合もありますが、それでもメリットはあるのです。これについては後述します。

多重債務に陥ってしまうと、どうしても金策に走らなくてはいけません。まだ他にお金を借りることが出来るところはないかといった情報にも耳を澄まさなければいけないのです。しかし、多重債務者にはなかなかお金を貸してくれるところはないでしょう。あったにしても金利の高いところばかりとなって、そこでお金を借りるとさらに自分の首を絞めることになるのです。

こうなると、行き着く先は債務整理ということになってしまいます。そうならないためにも、可能性を信じて金融業者に借金の申し込みをするしかありません。そのときにおまとめローンに気がついていればいいのですが、おまとめローンというのは今ひとつ巷での知名度が足りない印象です。うまくやれば、月々の返済額を減少させることができます。

金融機関が今ひとつ積極的におまとめローンを勧めていないという現状もあるでしょう。もっとも融資をしないというわけではありません。むしろ、多重債務をしっかりと支払ってきて、それでおまとめローンを利用しようという人ですから、貸し倒れのリスクは非常に少ないと考えていいでしょう。

がんばって返済するための借入れですから、おまとめローンの申し込みに対する審査も緩くしてもいいように思えるのですが、実際はそうでもないようです。特に、多重債務で苦しんでいる人は、過去に少なからず滞納をしているのです。それが仮にうっかりしたものであっても、信用情報機関に「うっかりミス」と記録されるわけではありません。事実は事実として「滞納」とはっきり記録されて終わりとなるのです。

おまとめローンを利用したいけどどうしたらいいの?


多重債務を解消したいのでしたら、新たな借り入れはせずに返済のみに注力していかなければいけません。そうでなければ、返済のために新たな借金をしてしまうことになります。返済が苦しくなって滞納してしまうこともあるでしょう。しかし、それは仕方のないことと済ますことはできないのです。

滞納してしまうと次の支払いが苦しくなってしまいます。そうすると新たな借金をしてしまうのですが、信用情報機関に滞納が記録されてしまうと属性が悪くなってしまって、新たな借金ができなくなるのです。

滞納が高じてしまうと、いずれは事故情報として記録されることになるでしょう。月々の返済がきついので返済期間を長くすることもできるのですが、そうしてしまうといつまで経っても借金がなくなることはありません。もともと借金癖がありますから、新たな借金をしてしまうことになるからです。

消費者金融会社からの借り入れでしたら、総量規制があるからそこまでたくさんの借金はできないのでは?という見方もあります。確かに、年収の3分の1までしか借りることができないのですが、それは消費者金融会社などの貸金業者に適用されるもので、銀行などの金融機関は対象外となっているのです。

ですから、銀行から高額の融資を受けている場合、それは総量規制にかかりませんから、借金の総額は年収の3分の1を越えることになるのです。そうなると、やはり頼みの綱はおまとめローンの利用ということになります。申し込みをすぐにでもしたいと思うことでしょう。

なので、考えておきたいことがあります。というのも、おまとめローンの利用を考えているということは、返済に切羽詰まっているということでしょう。おまとめローンの対象となるのは多重債務者ですから、対象者としては適合しています。しかし、金融業者への返済に一度でも滞納歴があると、おまとめローンの審査に通ることは難しくなります。

そして、おまとめローンは返済専用ですから、おまとめローンの中で新たな借り入れをすることはできません。おまとめローンはできれば銀行のおまとめローンが利用できたら一番いいです。しかし、多重債務者であることがネックとなりそうです。

多重債務者のためのおまとめローンですから、審査は緩そうですが、銀行の場合はそれほど甘くはありません。ですから、大手消費者金融会社のおまとめローンを狙ったほうがいいかもしれません。借入先として大手消費者金融会社でも過不足はありません。

気をつけたいのは、万全の期しておまとめローンの審査に通ることです。審査に落ちてしまうと、申し込みブラックとして新たな申し込みは6ヵ月まではできないのです。というよりも、申し込みはいつでもできるのですが、審査に落ちたという情報が信用情報機関に記録されているので、融資の申込みを受けて信用情報機関に照会したときに審査に落ちたことがわかれば、何か問題のある人として、その融資の審査に通ることはできないのです。

審査に落ちたという履歴が消えるのは、落ちた日から6ヶ月後とされています。ですから、審査に落ちないようにしなくてはいけません。大手消費者金融会社のおまとめローンの審査に通ることが厳しいと感じた場合は、さらに下流の中小消費者金融会社のおまとめローンを利用するのも一つの手といえます。

もっと知りたいおまとめローンのメリット


おまとめローンのメリットですが、借入先の一本化に尽きます。返済日が一つになるとか、月々返済額が一つになるということも大きなメリットであることに変わりはありません。しかも、借入残高も少なくなる可能性が高いのです。そして、おまとめローンは総量規制の対象外ですから、まさに多重債務者の救世主となるのは間違いありません。

しかし、おまとめローンのこれまでのメリットの中で、何が一番大きいのかというと多重債務の一本化です。これに尽きます。金融庁の通達で、金利は最高で20%までとなっています。これでもかなりの高金利だと言えますが、金利の高さよりも多重債務が解消されることが何にもましてメリットとなるのです。

借入件数が一つのなるということは、借金の総額が減少する以上のメリットです。それは何故かというと、おすすめはできませんが、新たな借り入れができるようになるからです。というのも多重債務者ではありませんから、銀行などの金融機関の審査も通りやすくなるということです。

消費者金融会社のおまとめローンを利用していたのでしたら、ある程度返済したら、銀行の借り換えローンなどを利用することもできます。ですから、おまとめローンが仮に金利の高い消費者金融会社のおまとめローンになったとします。返済利息も多重債務のときよりも高くなるかもしれません。しかし、多重債務の一本化には先々を見据えたメリットがあるということです。

金融機関の中では、東京スター銀行のおまとめローンや借り換えローンの人気が高いです。審査は銀行ですから甘くはありませんが、金融商品として出しているのですから、申し込みを検討してみてもいいでしょう。返済方法と月々決まった金額になります。できるだけ毎月の返済額を高くして返済期間を短くするようにしたいものです。

大手消費者金融会社の中では、アイフルのおまとめローンの人気が高いです。審査が甘いというわけではなく、使い勝手の良さ、融通が効くところ、さらには金利の低さなどが人気となっているのです。

どうしても、おまとめローンの審査に通る自信がないという人も中にはいることでしょう。自宅などの不動産があれば不動産担保ローンが利用できます。担保設定ができるので、審査に通りやすいのは言うまでもありません。しかし、万が一の場合は自宅を無くす可能性があるということに注意が必要です。

もっとも、おまとめローンの申し込みの際には返済実績が重視されます。多重債務の返済を滞りなく行っているかどうかが問われるのです。ですから、一度でも滞納があれば審査に通ることは難しいのですが、滞納がなければしっかりと返済しているということで評価が上がり、おまとめローンの審査に通る可能性が高くなるのです。

デメリットを覆い尽くすくらいのおまとめローンのメリット


おまとめローンのデメリットはないと言ってもいいのですが、稀に多重債務の返済総額よりもおまとめローンの返済総額のほうが高くなってしまう場合があります。これは金利のマジックと言っていいかもしれません。

「それではおまとめした意味がないのでは?」という意見もあるでしょう。おまとめローンの目的が返済総額を少なくするのでしたら、返済総額が増えるのは明かなデメリットです。しかし、多重債務を解消できるということは、返済総額が増えるというデメリットを覆い尽くす位のメリットとなるのです。

住宅ローンの借り換えでしたら、返済総額の軽減が第一の目的です。しかし、多重債務を解消するおまとめローンは、返済総額よりも多重債務を解消することが第一なのです。金額の問題ではないということですね。それは、心の余裕につながることはもちろんですし、多重債務を解消したということで、前述していますが、銀行の借り換えローンなども利用できるようになるでしょう。そのときに初めて支払総額を軽減することが狙えるのです。

もちろん、他社の金利などを鑑みてできるだけ金利の低いおまとめローンがいいのですが、銀行のおまとめローンが期待薄であれば、消費者金融会社のカードローンということになります。借入額の大小ではなく、消費者金融系のおまとめローンでもいいですから、まずは多重債務の解消を考えましょう。

おまとめローンの審査に通った申込者の属性は、個人信用情報機関では多重債務者として扱われることはありません。照会されても当然のことですが、単一の債務者となっているのです。借金返済にはまだまだ道は遠いのですが、おまとめローンにすることで未来を見据えることができます。多重債務のままでしたら、いつかは破綻して債務整理という状況になることが多いのです。

消費者金融会社の担当者に相談に乗ってもらってもいいでしょう。返済シミュレーションをしっかりとることが大切です。返済回数や借入総額などをしっかりと計算して今後の人生設計を再構築していかなくてはいけません。

おまとめローンの申し込みをするときに申込者の年収や勤続年数、勤務先の情報はとても重要です。そのときの状態が退職して無職ということでしたら、おまとめローンの審査に通ることはないでしょう。そういったこともしっかりと自分で理解しておかなければいけません。審査の場合は返済能力が問われているのですから、できるだけ自分の属性は少しでも上げておきたいものです。