複数の借入れをしていると新しく借入れができなくなるかも…

通常の日常生活をしていれば、お金を借りる場面というのはそんなに無いのではと、普通の人は考えると思います。また、中には借金は大嫌いという人もいると思いますが、それでも多くの人はクレジットカードを持っていることでしょう。

クレジットカードを持っているということは、少なからず使ったことがあると思いますし、継続して使っている人も多いと思います。クレジットカードを使っているということは、すなわち借金をしていると考えてもいいのです。クレジットカード会社に買い物代金を立て替えてもらって、後払いしているのです。つまりは、借金と何ら変わらないということになります。

クレジットカードを使わなくても、後払いというのはたくさんあります。
考えようですが、食事をして代金を払うのも後払いですし、ホテルに泊まってチェックアウトの際に宿泊代金を支払うのも後払いです。この場合はさすがに借金とは言いませんが、そういったものが発展して、クレジットカードができたのです。

ステータスカードとして有名な、ダイナースクラブカードがあります。これはアメリカンエキスプレスカードと双璧をなす、セレブ御用達のクレジットカードなのです。

このダイナースクラブカードの創始者は、食事に出かけたときにお金を忘れて、そのレストランで一悶着あったそうなのです。そのときは奥さんにお金を持ってきてもらって、事なきを得たということですが、それがきっかけでお金を忘れても(持ってこなくても)食事ができるようにということで、カード名にそういった意味も込めて、ダイナースクラブカードができたということです。余談になってしまいましたが、クレジットカードというのはこの様な経緯で出来たというのも興味深いところですね。

日本国内でも昔から馴染みのある店では、「つけ」というのがありました。
昭和40年代くらいまでは近くの雑貨屋や八百屋、食肉店などでは、近所の馴染みのお客さんには、「つけ」が行われていたようです。月末にまとめて請求するタイプの個人版ということですね。こういう「つけ」のシステムもクレジットカードも、信用があってこそ成り立つシステムなのは言うまでもありません。

多重債務の危険性を知っておく

複数の銀行は、消費者金融会社などから借入れをすることを多重債務と言います。
もっとも、2つや3つくらいの借入れでしたら多重債務とは言わない場合もあるのですが、場合によっては、3社からの借入れでも多重債務者と呼ばれることもあるようです。

このような多重債務者の何がいけないのかというと、やはり借りすぎということでしょう。
3社からの借入れとなると、普通に考えても多いということになります。そうなると借金を一つにまとめたほうが、賢明ということになるのです。これを借り換え、あるいはおまとめローンと呼んでいます。

あとで詳しく説明をしますが、借り換えローンなどは東京スター銀行が金融機関の中でも特に有名です。また、おまとめローンとしての金融商品ではないのですが、三菱東京UFJ銀行のバンクィックなどは、多目的ローンとして使途自由なので、借り換えなどにも重宝されています。オリックス銀行のVIPフリーローンなども、おまとめローンに活用できるとして有名ですね。

消費者金融会社でいうと、アイフルの「おまとめMAX」あるいは「かりかえMAX」です。
銀行はどうしても審査が厳しくなってしまうので、審査に通らなければ、消費者金融会社のおまとめローンに融資の申し込みをするようにしましょう。

複数の借金をしてしまうと、その月の支払いも借入れした件数だけ支払日があるということになります。それぞれについて、お金を用意しておかなければいけません。引き落とし口座が一つの場合ではお金を入れておけばいいのでは?と思いがちですが、お金が潤沢にないから複数の借金をしているので、毎月の複数の返済はかなりの重荷となることでしょう。

そして借金ということですから、当然のことながら金利が発生します。
ですから、毎月借入れをした金融機関ごとの支払いがありますし、それを合算すると、月々の支払額も膨大になっていくのです。

普段の生活の中で、突発的にお金が必要になることもあるでしょう。
そのようなときに、新たにカードローンなどから借入れをしてしまうと、さらに返済が先に延びてしまうことにもなるのです。

金利だけを見たら銀行系カードローンがお得

カードローンでの借入れとなると、銀行や消費者金融会社などがありますが、
金利が銀行のほうが低くなっているので、できることなら銀行系カードローンがいいでしょう。
銀行での借入れは、総量規制対象外となっているメリットもあります。

この総量規制ですが、年収の3分の1までしか借入れできないという規制です。
しかし、これは消費者金融会社を狙い撃ちにした規制措置であって、銀行は対象外となっているので、審査に通る通らないといった問題がありますが、年収並あるいは年収以上の融資を受けることも可能となっているのです。ですから、カードローンを利用したいのであれば、銀行系カードローンが一番いいでしょう。

また、最初に借入れをするというのであれば、消費者金融会社のカードローンよりも、銀行のカードローンにするのがおすすめです。それは金利の低さもあるのですが、一番最初の借入れというのは、銀行からがもっとも借りやすいからです。

というのも、他社からの借入れがないというのは、銀行の審査にも通りやすいでしょう。
銀行の審査が厳しいのは貸し倒れを回避したいこと、申し込み利用者に他社の借入れがあるとなると、お金に困っていることから、将来的に返済不能になるのではという危惧があるからです。ですから、借入れの最初の一つ目は、できるだけ銀行から借入れするようにしましょう。

稀にそれでも、審査に通らないときがあります。
それはクレジットカードも含めて、融資の申し込みが初めてだった場合に起こるようです。
というのも、信用情報機関に照会をしても、何も戻ってこないからです。

それまでの与信情報がないのですから当然です。
銀行情報などは引っ張ってくることができるかもしれませんが、借金の情報がないというのは、ある意味では健全で審査に通りやすいということになりそうです。

しかし、銀行などの金融機関や消費者金融会社などの貸金業者からみると、それまで借金がないということは、お金を貸しても返済したという実績もないのですから、貸した返済したという履歴がないので、そういった実績の無さがマイナスとなる場合があるのです。

ですから、事前にクレジットカードなどを利用して、クレヒスを作っておくと良いでしょう。とにかく、借入れの1本目はできることなら銀行カードローンを利用するようにしたいものです。

銀行傘下となっている消費者金融会社があります。これは銀行系消費者金融会社のカードローンということで、これも銀行系カードローンと呼んでもいいのでは?という意見もあります。

しかし、銀行グループの中の消費者金融会社ということですから、消費者金融会社ということで間違いありません。銀行と消費者金融会社は同じグループ内であっても、性格の異なる金融機関ですから、一括りで考えることはできないのです。

たまに間違えやすいこともあります。利用したカードローン会社の公式サイトなどを訪問して、確認しておくとよいでしょう。

多重債務となると何がいけないの?

いつのまにか多重債務になっている…そういうこともあります。
このような場合、複数の借入れをしている人は、自分が実際に多重債務者となっていることに、気がつかない場合も多いのです。

金融機関へ融資の申し込みをする際、特にカードローンの場合は融資限度額というのが決められます。これは、申し込み者本人の融資希望額になる場合もありますし、審査の内容によっては、金融機関側から融資限度額を設定される場合もあるのです。

たとえば、50万円の融資を受けたいのに30万円しか借りることができなかった、あるいはもっと少なくて、10万円しか借りることができないという場合もあるのです。

多重債務となると属性が悪くなる

カードローンなどの融資の申し込みをすると、銀行や消費者金融会社は、申し込み内容から信用情報機関に、申し込み者の与信情報の照会を行います。それによって戻ってくる照会内容で、審査に通るか通らないかといった判断を下すわけです。

照会内容の他にも、銀行や消費者金融会社が独自で判断する内容も加味するので、総合的な判断になるのですが、重きを置いているのは、信用情報機関から戻ってくる与信情報などの照会情報なのです。その照会情報には申込者の債務情報や、それに対する返済情報の全てが記載されているのです。

銀行が知りたいのは、債務の総額や利用に対して、返済に対する滞納の有無です。滞納があるとわかる、と審査に通ることは難しくなるでしょう。

誰でも記憶にあるかもしれませんが、クレジットカードなどの支払いで銀行口座にお金が入ってなく、ほとんどの場合がうっかりミスということなのですが、そのようなうっかりミスというのは、照会情報に載っていません。つまりは、滞納は滞納として扱われるのです。

もっとも、それにも後日返済したという情報もわかりますから、多少はマシとも言えるでしょう。しかし、滞納したという事実には違いがありません。

契約書などにも書かれているのですが、支払日にきちんと返済するのが約束事項ですから、滞納というのは、まぎれもない契約不履行となるのです。支払いが少し遅れたくらいで…というのはお金の貸し借りの中では、通用しないということを、しっかりと覚えておきたいところです。

複数の借入れがあると、どうしてもお金にルーズとみられがちです。
一つ目のカードローンということはもちろんありなのですが、それが二つ三つとなると、資金繰りが苦しいのでは、と勘ぐってしまいます。

それは銀行や消費者金融会社だけではなく、傍から見てもそう思うでしょう。
実際に信用情報機関に照会すれば、債務情報や債務の総額などもわかります。
審査に通りにくくなるのは、間違いないでしょう。

多重債務者のための借り換えローンって実際はどうなの?

多重債務者の救世主となるのが、おまとめローンや借り換えローンです。インターネットの記事などでは、おまとめローンを行っている金融機関の情報などがたくさん載っています。

多重債務となると、月々の返済負担が大変なことになっていることが多いのです。
一つ一つの返済額はたいしたことがなくても、それが3つ4つあるいは5つになると大変です。
一つの返済額が仮に2万円として同じような債務が他に4つもあるとなると、単純に月々の返済額が10万円になるのです。

そして、それぞれは別の金融機関ということになりますから、それぞれについて返済日が違うことでしょう。場合によっては、引き落とし口座も複数にしている場合もあるかもしれません。そうなると資金移動も大変です。振込んで入金しておく場合は振込手数料がかかりますし、店舗に出向いての預け入れでは出向くまでが大変です。

いずれにしても、振り込みや預け入れでもそれ相応のコストがかかるので、支払い金額プラスαの負担が、発生しているということになるのです。

また、これだけの多重債務となると月々の返済が大変で、行き着く先は返済不能になる可能性も否定できません。さらに、カードローンの借り入れの申し込みをする人もいることでしょう。

また、カードローンはある程度返済したら、融資可能額が増えていきます。
その返済可能額を利用して、返済に充てるというケースも多くなると思います。

しかし、それも付け焼き刃的な対処に過ぎません。いずれは利用可能額も使い切ってしまって、返済が先延ばし、つまり返済期間がどんどん長くなっていくのです。
こうなると大変ですし、月々の返済金額を増額する体力も残っていないことでしょう。

残る手立てとしては、新しくカードローンの申し込みをするしかないのですが、多重債務者となった場合、ほとんど審査に通ることはないのです。

ここで、疑問となるのがおまとめローンです。借り換えローンとも呼ばれています。
これらのローンは、多重債務者の救済のための金融商品ではないのかということです。

確かにそうなのですが、多重債務に陥ったということでお金にルーズなのではないのかという、性格の問題はおまとめローンにしても変わらないのでは?というのが金融機関にはあるでしょう。お金にルーズでなければ、多重債務になりさらに新しくカードローンの申し込みをしないのでは、と思われるからです。

ただし救いがあるとすれば、返済する意欲というのはあります。
任意整理あるいは自己破産といった措置に逃げることなく返済の意思があるのですから、
探せばおまとめローンの審査に通る金融機関が、きっとみつかるはずです。

多重債務となると銀行の借り換えは難しいかも

2社あるいは3社からの借り入れに対して、銀行の借り換えローンは審査に通るかもしれません。
それも属性が良ければという条件が付きます。正社員として安定した収入があるという人は、借り換えローンやおまとめローンは審査に通りやすいです。

人気の楽天銀行や新生銀行などのネット銀行では、おまとめローン・借り換えローンの融資に積極的な部分があります。これらに融資の申し込みをしてみるといいでしょう。

しかし、それでも許容範囲は借り入れ件数が3社までと言えます。
5社からの借り入れがある場合は、楽天銀行や新生銀行など、多重債務者に甘いとされる金融機関でも、さすがに審査に通るのは厳しいと言えるのです。

総量規制と借り換えローンの問題はどうなってる?

消費者金融会社からの借り入れには、総量規制の問題があるのです。
これは年収の3分の1までしか、借りることができないという規制です。

年収が300万円の人であれば、消費者金融会社からの借入金額は100万円となるのです。しかも、これは1社からの借り入れ額ではありません。すべてひっくるめて100万円ということです。

例えば、3つの消費者金融会社からの借り入れ尾となると、一つは20万円、そしてもう一つが30万円と借りると、3社めの消費者金融会社からは、50万円までしか借りることができないということになるのです。

それでは、銀行カードローンはどうなっているの?ということですが、
銀行からの借り入れについては総量規制対象外ということですから、いくらでも借りることができます。もっとも審査の厳しい銀行カードローンですから、無尽蔵に借りることはできないのは言うまでもありません。

消費者金融会社の金利の高さも、ネックとなるでしょう。
それでも貸金業法などで指定されている上限金利20%は越えてはいけないという決まりがあるので、それ以上の金利設定をしているところはヤミ金ですから、利用しないようにしましょう。

それでは、消費者金融会社の借り換えローンも総量規制ということになると、借り換えできないのでは?という意見が出てくるでしょう。この借り換えローンについては、総量規制対象外となるのです。

実際に借り入れをして返済に充てるわけですから、年収300万円の人が、消費者金融会社の借入総額100万円で、総量規制対象のいっぱいまで借り入れをしています。それを一括で返済するために、新たに借り換えローンとして100万円を借りるのですから、総量規制があっては、借り換えローンを利用することもできません。

借り換えローンによって返済するのですから、総量規制の対象外でなくては意味がないのです。ですから、消費者金融会社の借り換えローンは多重債務者にとって、救世主的な存在であるのは間違いないでしょう。

本来が多重債務者救済というか、多重債務者を対象として開発された商品なのです。
そして、当然のことながら消費者金融会社の借り換えローンは審査が甘いです。

そこで利用者側で気をつけたいことがあります。
返済に窮してから借り換えローンの融資の申し込みをするのは、遅きに失する場合があるということです。返済に窮して一度でも滞納してしまうと、通る審査も通らなくなります。

ですから、返済計画などを十分に練りましょう。このままでは返済不能になってしまうというボーダーよりも、早めに行動することが大切なのです。

多重債務の状態から一刻も早く抜け出すことが大切

借入件数が多くなると返済額も増えていくでしょう。月々の返済が大変になるのは間違いありません。

新たな借り入れは、個人信用情報機関からの照会情報から、すぐに借り入れ総額や借入件数も分かってしまうので、審査に影響が出るのも間違いありません。できれば金利の低い銀行の借り換えローンを利用したいところですが、審査に通らなければ意味がありませんから、そうなると審査が甘いとされる、消費者金融会社の借り換えローンに申し込みをするようにします。

もっとも、大手消費者金融会社となると、銀行とそれほど審査の内容は変わりません。
かなり厳しい審査になると思います。それでも銀行の審査に落ちたとしたら、次に頼るのは大手消費者金融会社で間違いありません。

借り換えローンは先述したように総量規制対象外の金融商品ですから、いくらでも借りていいということになるのですが、消費者金融会社の借り換えローンでは、融資限度額というのが決まっています。

ある消費者金融会社では500万円まで、他の消費者金融会社では800万円までと、消費者金融会社によって、融資限度額がまちまちなのです。ですから、現在の債務総額によって消費者金融会社を選択しなければいけません。

ここではっきりしておきたいことは、融資希望額が高額になるほど審査は厳しくなるということです。審査状況によっては、消費者金融会社のほうから希望融資額に届かない融資額の提案を受けることがあります。

例えば300万円の融資希望に対して、200万円までしか融資できないというものです。
借り換えして返済を一本化したいのですから、応じにくいのですが、それでも返済が早く済みそうなカードローンを避けて他のカードローンの借り換えとして利用するのがいいでしょう。

他の消費者金融会社にあたってみて、300万円の借り換えローンの審査に通るかもしれません。または、通らないかもしれないのです。審査内容はどこも同じですから、後は借入ができるかどうかは消費者金融会社の一存にかかっていると言えるのです。他をあたる手間よりも、減額に応じて借り換えローンを利用するほうが賢い選択と言えるでしょう。

場合によっては返済がきつくなることも

消費者金融会社のローンはどれも金利が高くなっているので、借り換えローンの審査に通ったとしても、月々の返済が楽になるどころか大変になることもあるでしょう。しかし、他社借入がなくなって借入が一件になったことに意味があるのです。

おまとめローンや借り換えローンの場合は、カードローンと違って返済専用になっていることも多く、新たなキャッシングができないのは返済については、デメリットではなく大きなメリットと言ってもいいでしょう。

場合によっては保証会社などのお世話になるか、不動産があれば、不動産担保ローンを利用しなくてはいけない場面もあるでしょう。それでも、まとめ目的ですから、債務の一本化が可能ならそれに向かって邁進するようにしたいものです。

返済利息も気になるところです。借り換えにしたところでそれほど返済利息は変わらないかもしれません。しかし、借入件数が一本になるということは、多重債務者でなくなったということです。

これで、何かあったときには銀行からでも借り入れができるでしょう。
そういったメリットは、計り知れないものがあるのは言うまでもないところです。