お金をなんとかして借りる


まとまったお金が必要な場合は、銀行か消費者金融会社からお金を借りるのが常套手段です。いずれ一方から借りなければいけないのですが、どちらか一つと考えるとやはり金利の低い銀行から借りるほうが得策でしょう。金利手数料が少なくて済むので、返済が消費者金融会社からお金を借りて返済するよりも楽になるからです。

また、世間体の問題もあります。銀行でお金を借りるのはそれほど世間体を気にすることはありません。しかし、消費者金融会社となると世間体を気にする人は少なくないのです。それは、昔のサラ金のイメージが現在でも色濃く残っているからに間違いありません。バブル期を挟んだ時期が消費者金融会社がもっとも栄えた頃で、消費者金融会社の数は3万社を超えるくらい存在していたのです。

当時の消費者金融会社は、一部のサラ金で厳しい取り立てが行われていて、あまりの厳しさから一家離散や夜逃げ、さらには一家心中といった事件も多発していたのです。きちんと返済すればいいのですが、返済できないのは高い金利のせいだったのです。それはグレーゾーン金利とも言われていて、上限金利を決める法律が二つ存在していて、二つの法律の上限金利が違っていたため、それを消費者金融会社が利用して高い金利で貸し出しをしていたのです。

そして、厳しい取り立てと相次ぐ悲しい事件などを重くみた当局と世間の反応で、グレーゾーンの撤廃が成されたのです。それ以降の上限金利が統一されたということだったのですが、事態はそれだけでは収まらず、消費者金融会社には過去に遡って上限金利以上で取り立てを行っていた金額について、債務者に返済することが義務づけられたのです。

債務者が申告しなければ成立しないのですが、この過払い請求はテレビやラジオで連日のように放送されたので、人々の認知率も高く多くの人が過払い請求を行いました。その支払いに耐えきれずに、廃業か経営破綻をした消費者金融会社が続出しました。

世間の消費者金融会社に対するイメージも悪くなり、それが原因となって大手消費者金融会社の収益もどんどん悪化していき、その過程においては大手消費者金融会社も強引な取り立てを行っていたことが発覚し、更なる窮地に追い込まれていったのです。そのため、当時の大手消費者金融会社のほとんどが経営破綻を起こしてしまったのは記憶に新しいところです。

そして、アイフルを除く大手消費者金融会社は廃業か、メガバンクなどの大手銀行の傘下に入ることになったのです。そのような厳しい淘汰が行われ、3万社を超える消費者金融会社が存在していたのですが、現在は2,000社を切る数の消費者金融会社しか存在していないのです。

さらに、消費者金融会社からの借りすぎを防止するために、総量規制という法律もできています。これは、収入の3分の1までしか借りることができないという法律で、消費者金融会社にしか適用されません。

送料期が施行された年は、借金して返済しようとしていた人が新たに消費者金融会社から借り入れができなくなって、自己破産などの債務整理をする人が続出しました。それ以降は自己破産をする人も少なくなって、総量規制の効果が認められたのです。

しかし、2017年は一転して自己破産者が増えてしまったのです。原因は銀行からの融資が増えたことでした。そのため、金融庁からの通達もあったのですが、銀行の審査基準が一層厳しくなったこと、銀行自ら総量規制という自己規制を行う銀行が現われたのです。

銀行の収益も悪化してきているという風評もあります。それでも、銀行の貸し出し金利は消費者金融会社よりも低いのは間違いありません。そのため、銀行からできるだけお金を借りるようにしたいものです。

銀行カードローンの審査基準は高く、誰でも気軽にお金を借りるということができません。属性が低い人でしたら、審査に通ることはできないでしょう。この属性というのは信用度や返済能力、お金の借りやすさを計る指標のようなものです。属性が高いとお金を借りやすく、低いとお金を借りることが難しいのです。

この属性というのはさまざまな項目で成り立っているのですが、大きなウエイトを占めている項目の中に雇用形態があります。これは、正規雇用と非正規雇用に分かれているのですが、正規雇用はいわゆる正社員のことです。非正規雇用はパートアルバイト、派遣社員、契約社員のことです。

これだけで正規雇用の人は属性が高いというのはわかるのですが、理由は収入の多い少ないというだけではありません。もっと大きな理由があるのです。それは、正規雇用の人は雇用が会社から保証されているのです。入社時に雇用契約を会社と結ぶと思うのですが、それは定年まで有効なものです。

終身雇用が崩壊している、リストラがあるといったものとは別問題なのです。望めば定年まで勤めあげることができますし、リストラについても同意しなければリストラに遭うこともありません。もちろんいろいろな問題がありますが、会社は正社員を簡単にクビにすることはできないのです。会社から雇用が保証されているので、働く人も会社に忠誠を誓って思い切り働くことができるというわけです。

いっぽうの非正規雇用の人ですが、雇用契約は有期契約になります。期間は3ヵ月、6ヵ月あるいは1年といったものが多く、その都度雇用契約を更新しなくてはいけません。会社が更新しなければその時点で会社を退職しなくてはならないのです。これを銀行から見ると雇用が保証されていない、つまりは収入が安定していないと見られるのです。これが、正規雇用と非正規雇用の人の属性の高さの差になるということです。

銀行カードローンの審査が厳しいのは、カードローンの原資が口座開設者からの預金ということが大きいのです。大切な預かり金をカードローンの原資にしているのですかが、貸し倒れに遭うわけにはいきません。預金ですから、預金者のお金であって、銀行のお金ではないからです。

リスク回避のために銀行は保証会社と提携しています。そのため、審査は銀行だけが行うのではなく、保証会社も審査を行っているのです。ですから、銀行カードローンに融資の申し込みをすると、申込者は銀行と保証会社の両方の審査を受けることになります。

保証会社の役割は、カードローン利用者が返済不能になると、利用者に代わって、残りの債務全額を銀行に支払うのです。その後立て替えたお金は、カードローン利用者(債務者)に請求します。そこから、任意整理が始まるということですね。銀行はノーリスクのように見えますが、返済不能以降の返済利息といった収益が無くなるので、まったくのノーリスクというわけではないのです。

銀行カードローンにもデメリットがあります。それは、即日融資に対応していない点です。一頃はメガバンクを中心に即日融資を大々的に宣伝していたのですが、今ではそういった宣伝を見ることはできません。即日融資ができなくなったからですが、その理由は、警察庁のデータベースへのアクセスが義務づけられたからです。

不正融資を防止するための施策なのですが、その照会情報を得るのが早くても翌日以降ということで、物理的に即日融資はできなくなったのです。ですから、即日融資をしてもらうためには、消費者金融会社のローン一択となっているのです。

消費者金融会社から借りる


銀行カードローンの審査に通らない場合は、消費者金融会社のカードローンに頼るしかありません。消費者金融会社のカードローンは銀行カードローンの受け皿的存在になっているといっていいでしょう。

しかし、銀行カードローンの審査に落ちて、すぐに消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをしても審査に通らないでしょう。というのも、銀行カードローンの審査に落ちたという情報が信用情報機関に記録されていて、それを照会することで審査に落ちてしまうからです。他で審査に落ちたのだから何か問題があるのだろうということで、その後の審査をするまでもないということなのです。

審査に落ちたという情報は無効6ヵ月間は記録されるということですから、6ヵ月は借りることができないことも覚悟しておかなくてはいけません。これを申し込みブラックと呼んでいるのです。

消費者金融会社のカードローンの特徴は申し込み方法の多彩さにあります。特にメガバンクと提携している大手消費者金融会社では、メガバンク行内の自動契約機で申し込むことができますし、特筆すべきは全国各地に設置している無人契約機です。モニターの向こうでオペレータと対面形式で申し込むので間違いをその場で修正することができるので、確実に手続きが完了するメリットがあります。

無人契約機は24時間365日稼働しているので、いつでも申し込みが可能ですし、当日の22時までに手続きを完了させて審査に通ることができたら、即座にローンカードが発行されるので最寄りのコンビニATMでキャッシングすることができるのです。これはかなり大きなメリットです。

おまとめローンを利用する


おまとめローンというのは、複数の他社借り入れを一本化するための借り換えローンのことです。銀行などの金融機関でも行われていて、東京スター銀行はおまとめローンに特化した金融商品を扱っていることで知られています。

おまとめローンは消費者金融系、銀行系などがあります。借入総額分を新たに借入しなくてはいけないので、消費者金融会社では総量規制の問題があると考える人もいるかもしれません。総量規制というのはあくまでも使途自由のフリーローンに限られるもので、おまとめローンは目的ローンですから、総量規制対象外です。

そのため、消費者金融会社などが定めた、おまとめローンの融資限度額まで借入することができるのです。もっとも審査に通らなければいけないので、できるだけ審査が甘い消費者金融会社から借りるようにしましょう。

おまとめローンの審査


おまとめローンは一般的に審査が厳しいです。というのも、複数の債務の合計分の借りることになるので、ある程度属性の高い人でなければ審査に通らないでしょう。また、過去に延滞歴のある人でしたら、これも無理と言えます。

中小消費者金融会社の中には審査の甘そうな貸金業者もありそうですが、それも金額によります。おまとめローンのように高額な借入となると、審査も厳しくせざるをえませんし、申込者にも相応の属性の高さを求めるのです。

もっとも、現在の複数の借り入れから、おまとめローンにすることで、返済利息が少なくなる場合があります。すると、現在よりも返済が楽になるので、そういったところをアピールしておまとめローンの融資を勝ち取るようにしたらいいでしょう。

できるだけ早くおまとめローンを利用する


複数の債務を負ってしまうと、出来だけ早くおまとめローンを利用するようにしましょう。2社からの借り入れならOKなのですが、3社からの借り入れはNGという金融機関も多いです。ですから、2社からの借り入れがある人はできるだけ早く、銀行などのおまとめローンに申し込むようにしましょう。

多重債務者に認定されることでおまとめローンを借りる芽は摘まれたと思っていいですから、特に銀行のおまとめローンを利用したい場合は複数の借り入れは2社までと考えたほうがいいでしょう。消費者金融会社の場合は、おまとめローンに特化した貸金業者も少なくありません。

こういったところはいきなり申し込むよりも、相談という形で入ったほうがいいです。実際にシミュレーションしてくれることが多く、おまとめローンにしたほうがお得ということがわかればそこから申し込むようにしてもいいでしょう。